Go Asia Go
ゴーゴーアジア

展覧会マネージャー:マルガリート・モンローさん

 

非営利のアート団体International Arts & Artistsの展覧会マネージャーを勤めるマルガリートさんは、かつて私のギャラリーのインターンでした。IA&Aはアートを通してクロスカルチャーの普及に努めており、アジアが大好きなマルガリートさんは、ここでアジアの素晴らしさを伝える数々の展覧会の企画運営に携わっています。

そんなマルガリートさんに、アジアへの思いとこれからアジアをどうやってプロモートしていきたいかを聞いてみました。
 

S       うちのギャラリーに来たのもアジアが好きだったからですが、アジアが好きになったのはどうして?
M      小学校一年の時にヴァージニア州の学校で日本語と英語のバイリンガル教育という試みがあったんです。その時代にはとっても画期的なことで、私はこのプログラムで算数、理科そして体育を日本語で習いました。その他にも日本文化、日本語での日常会話に読み書き、お習字なども習ったんですよ。特に漢字は絵で字を書くというコンセプトが面白かったですね。漢字自体がアートですよね。この時から日本とアジアが大好きになったんです。

S       マルチカルチャーで働くことで一番難しい事ってどんな事?
M      アジアは昼夜逆転してしまうので、やっぱり時差が一番きついです。

 

S       じゃあ今度はこの環境で働く事で一番楽しい事ってどんな事ですか?
M      いろんな世界観、エナジー、経験が集まってひとつになることかなあ。

S       今は中国がものすごい勢いに乗っていて、またまたアジアの時代到来かという機運ですが、これからアジアをアートを通してどんな風にプロモートしていきたいですか?
M      アジアのアートはそれぞれの国の美意識や価値観のなかで育まれてきました。でも今その美意識や価値観が別の新たな美を作り出しているのです。その進化する過程をお見せできればと思います。

S       最後に、夢の展覧会ってありますか?
M      やっぱり観客の想像力が膨らむような、革新的で感動的な展覧会をしてみたいですね。実は今そんな展覧会を二つ運営しているんです。一つはFolding Paper: The Infinite Possibilities of Origamiといって折り紙が日本の子供の遊びから世界で認められるアートへと昇華した過程を追った展覧会です。もうひとつはLethal Beauty: Samurai Weapons and Armorで、サムライの世界を象ってきた13世紀から20世紀までのオブジェの展覧会です。両方とも日本のアートの変貌と進化を追った展覧会で、そんな展覧会に関わる事ができてとっても幸せです。

エピソード:
ジョージタウン大学の大学院生だったマルガリートが私のギャラリーにインターンとしてやってきて、早くも3年が過ぎました。男性アーティストに比べて作品展示の機会が未だ少ない女性アーティストをサポートするために、「Asian Women’s Art Forum」をギャラリーのウェッブサイトで始めた時は、リサーチからアーティストへのインタビューまで全てに渡って私をサポートしてくれました。

本来は私が教える立場ですが、私はいつでもインターンから多くの事を学びます。ギャラリーのファイスブックを作るようにと誰よりも早くアドバイスしてくれたのも彼女です。(まだ作ってません、ごめんなさい)

そしてなかなかうまくいかない時などは「あなたなら絶対にできます」と何度も励ましてくれました。ですから私のギャラリーはインターン抜きには語れないのです。

卒業後も大好きなアジアのためにIA&Aでアジアの素晴らしさをアメリカに伝える仕事についたマルガリートさん。これからもアジアのためにたくさんの素敵な展覧会を運営してくださいね。

プロフィール:
IA&Aで主にアジア美術の展覧会の企画運営に従事。ブリンマウアー大学、ジョージタウン大学大学院修了、サザビーズインスティテュートオブアート修了。スミソニアン協会、Shigeko Bork mu projectにてインターンシップ。www.artsandartists.org