Go Asia Go
ゴーゴーアジア

アーティスト1:小林 浩さん

私のギャラリーmuprojectの記念すべきアーティスト第一号の小林浩さん。今ではアメリカのみならずアジア各国など世界中を駆け巡る大活躍をしています。浩さんは一応日本が拠点ですが、浩さんの絵を一目見て「これだ、この作品は私がアメリカで見せるんだ」と思いこんで夢だったギャラリーオープンに漕ぎ着けたので、Go Asia Goシリーズの第一弾はやっぱり浩さんで行きたいと思います。

東京芸術大学卒業後は作品がオークションハウス、クリスティーズで評価額の2倍近い値段で落札されたり、オペラシティーのプロジェクトNでの個展や福島県立美術館での3人展など大活躍が続いている浩さんです。六本木ヒルズのロビーの壁いっぱいに飾ってある花の絵も、浩さんの作品なんですよ。

ココ何年かの作風である白いバックグラウンドにいろんなグラデーションのブルーで繰り広げられる世界は、ノスタルジアに満ちています。失われてしまった子供時代、そしてドキっとするような残酷さが遊び心溢れるタッチで描かれていますよね。等高線を思わせるようなラインも遠くから眺めると涙でにじんだような感じがします。

最新作はwww.artside.org でも見ることが出来ますよ。

エピソード
浩さんの作品を見たときの私はギャラリーの経験ゼロ。展覧会の開き方も皆目わからず、一体何から初めればいいのか、本当に手探り状態でした。ですからギャラリーを立ち上げて社長になった私が一番最初に買った本は「あなたにも開ける展覧会」。こんなこと浩さんには言えません(本はぜんぜん役立たずだったのですが)。でももう時効かなあ。この本は今でもオフィスの本棚にあります。新しいことを始める時に「あー、怖い」と思ったらこの本を買ったときのことを思い出すことにしています。新しい一歩を踏み出してからのすごい冒険や、その後出会った多くの素敵な友人などを思うと、新しいことにチャレンジする勇気がわいてくるのです。

3月11日の東日本大震災で被災した福島県の出身で、この度の災害を受けて彼の作品がどのように展開していくのか答えが待ちきれません。